1980年代後半のこの頃は、ショーパブ全盛の時代
博多もあちこちでショーパブ旋風が巻き起こる中、
わたしは、中洲のとあるショーパブopenの求人に目がとまり、
そこで一年間、ショーパブのダンスマンとして働くことになる。
OPEN3日間のスペシャルショーイベントに
才能溢れるhip-hop界の草分け的なカリスマダンサーと出逢う。
BE BOP CREWのYOSHIBOW !
知る人ぞ知る今は亡き伝説のストリートダンサーだ。
そのYOSHIBOWさんの振付でマイケル・ジャクソンのbeat it!をショーパブ仲間らと踊ったのが初のショータイムだった。
BE BOP CREW創成期のYOSHIBOW氏・SEIJI氏・SAKUMA氏 この御三方が三日ゲストダンサーズとして招かれ
当時ではまだ珍しく斬新な三人三様の得意ジャンルのロボット・ストロボ・ブレイキンといったダンスを駆使した
独創的なダンスを披露された。
彼等はのちに、語り継がれる伝説のキングオブストリートダンサーとして、
日本のストリートダンスの生みの親的存在として君臨することになる。
博多が生んだこの名ダンサーの異名は、翌年再上京を果たすわたしがプロダンサーデビューする
「夢と魔法の王国」の場所において、初めて知ることになる。